看護をしっかり学べる環境

長野看護専門学校の特色

POINT 01

3学科を併設

自分にあった“学び方”で
看護師国家試験合格を目指します。

POINT 02

社会人にも優しい学校

幅広い年齢層の男女学生が
一緒に学んでいます。

POINT 03

各種奨学金・
給付金制度が充実

「専門実践教育訓練給付金」の
厚生労働大臣指定講座です。
(第2看護学科)

POINT 04

高等教育の
修学支援新制度の
対象校の認定

(第1看護学科・第2看護学科)

資格取得までの流れ

Aパターン

3年間で看護師国家資格の取得を目指す。

第1看護学科

第1看護学科

3年間の学習

看護師国家試験

看護師資格取得

Bパターン

5年間で看護師国家資格の取得を目指す。

准看護学科+第2看護学科

准看護学科

(働きながら)
2年間学ぶ

准看護師資格試験

准看護師資格取得

本校卒業生の
8~9割が進学

第2看護学科

(働きながら)
3年間学ぶ

看護師国家試験

看護師資格取得

看護師と准看護師の違いってなに?

免許付与の機関(看護師は厚生労働大臣、准看護師は都道府県知事)と業務内容が異なります。『看護師』とは、厚生労働大臣の免許を受けて、傷病者に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者のことです。『准看護師』とは、都道府県知事の免許を受けて、医師、歯科医師または看護師の指示を受けて、傷病者に対する療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者のことです。

学校自己評価

平成14年3月、専修学校設置基準が改正され、専修学校は教育活動について自ら評価を行うための評価項目を設定し、点検・評価を実施した結果を公表することが努力義務化され、平成19年には学校教育法の改正により、自己評価の実施と公表が義務化されました。
本校は、平成21年度に第1看護学科を開設し、それまでの准看護学科・第2看護学科と併せ、3学科2コースで看護基礎教育をスタートさせました。平成23年度から、自己点検・自己評価委員会を設け、検討・改善を重ねながら学校運営にあたって参りました。
この度、令和3年度評価がまとまりましたので、結果を公開しますとともに、今後も分析と検討を重ね、受益者である学生の学習環境改善に努めて参ります。

令和3年度 学校自己評価結果

大項目評価

評価:4段階 4:適切 3:やや適切 2:やや不適切 1:不適切

教育理念目標 学校運営 教育活動 学修成果 学生支援 教育環境 学生の受入れ募集 財務 法令等の遵守 社会貢献・地域貢献
3.1 3.0 3.1 3.0 3.0 2.8 3.3 3.0 3.3 2.7

大項目評価のレーダーチャート

大項目毎の自己評価の要約と詳細

1 . 教育理念・目標 3.1

学校の理念・目的・育成したい人材像・学校の特色などは、学生便覧、ホームページ、学校案内パンフレットに明記している。学校説明会や高校生対象の進学説明会を通じ、本校がめざす看護教育への理解を深めてもらっている。在校生には「教育課程ガイダンス」を計画的に複数回実施している。また、保護者会での説明、保護者対象の学校評価アンケートにも学校理念、目標を明記し、周知を図っている。

2 . 学校運営 3.0

教育理念・教育目的を踏まえ、運営方針、年間予算案・事業計画を立案し、学校運営を行っている。今年度は危機管理個別マニュアルを作成したが、BCP(事業継続計画)については未作成のままとなっている。COVID-19に対しては、昨年度に引き続き、国や県から情報を入手し、状況に応じて対策を講じ、感染拡大を防ぐことができた。今後は、COVID-19のみならず危機発生時の意思決定体制や運用方法を定める危機管理計画、初動対応計画等を盛り込んだBCPの策定を進めるため、学校だけでなく法人全体で検討していく。

3 . 教育活動 3.1

教育理念に沿って、資格試験合格を視野に入れ、第1看護学科・准看護学科はカリキュラム改正を行い、2022年度入学生より新カリキュラムの適用となる。第2看護学科は、次年度のカリキュラム改正に向け取り組みを進めている。アクティブラーニング、プロジェクト学習を実施し、専門看護職として自主的な学びへとつなげている。「社会人基礎力項目」への取り組みを実施し、社会で活躍できる力を身につけることを目指している。授業評価を実施し、授業の改善を図っている。GPAデータの自己管理を行い、早くから資格取得の意識付けをしている。学科等のカリキュラムは体系的に編成されている。あらゆる背景を持った学生が入学してくるため、さらに資格取得に向けて学生一人ひとりに合った指導体制が必要となってきている。各教員の学生への関わりが多く必要になってきているため、優れた教員の確保が必要である。教員の資質向上に向け、教員が最先端の知識や技術を習得できる環境を引き続き整備していく必要がある。

4 . 学修成果 3.0

医療機関の採用試験が年々早まる中、学生自身が入学時からキャリア目標を立て、学習に臨むことができるよう支援し、就職率の向上を図っている。第1看護学科・第2看護学科とも卒業生は、ほとんど県内に就職をしている。看護師国家試験の合格率は、全国平均より高い。准看護師資格試験は、30年以上、合格率100%を維持している。しかし、退学者及び留年者は今年度も微増している。退学者や留年者は、学業不振や実習での躓きが進路を見直す機会となり、進路変更する学生もいるが、留年者は、自己の課題を明確にし、学習効果が上がり卒業に至っている者も多い。家庭環境により学修に向かえない学生を含め、看護師を目指す学生に対し、普段の学習に加え、各学科、国家試験(資格試験)担当の教員を置き模擬試験を定期的に組み、結果を分析したうえで面談を行い、補修講義をしている。今後も学生との面談を重ねるとともに、学習環境が整えられるよう、早期から保護者を交えた面談や保護者の理解と協力を得るための保護者会の開催など継続して実施していく。また、新卒者を対象にした卒業生アンケート結果は、75%以上の卒業生がこの学校で学んだ満足度を「満足している」「ある程度満足している」と答えている。今後も引き続き、卒業生の動向や評価を把握し、教育活動の改善につなげていく。

5 . 学生支援 3.0

進路・就職に関しては、学年担当や教務主任を中心に相談に応じている。毎年3月には、3学科の学生を対象とした就職ガイダンスを行っている。長野市内外の病院が参加し、資格取得後の就職への情報を収集できる機会としている。また、第1看護学科では、卒後1年目の卒業生を招き、近況報告を含め、医療施設の情報交換を行っている。医療施設の採用時期が年々早まっており、1・2年次から就職を視野に入れられるようインターシップの参加を促している。 学生相談に関しては、教員対応だけでなく、週2回、学校カウンセラーが学校相談室に待機し、悩みや不安を抱える学生に対応している。学生の経済的支援として、准看護学科及び第2看護学科の社会人入学生に対し「専門教育訓練給付金制度」の認可を受けている。また、経済的理由で学修を断念することがないよう、「高等教育修学支援新制度」の対象校として認定を受けたことで第1看護学科及び第2看護学科の学生がこの制度を利用している。さらに、令和3年度入学生より成績優秀者に対し、奨学金制度を予定している。

6 . 教育環境 2.8

本校の校舎は築48年を経過し、老朽化している。平成26年に大規模改修工事行ったものの、その後も小・中規模の改修を繰り返えしてきた。特に冷暖房設備は各教室等の使用する部屋毎には対応しているものの、廊下部分等の部屋以外の共有空間は外気温に左右される環境にあり改善の余地を残している。一方で平成29年度に実習室ベッドの電動化、教育シミュレーターの計画的な導入などによりハード面の教育環境を整えてきた。さらに今年度、COVID-19拡大に対応するため、長野市からの新型コロナウィルス対策事業補助金の交付を受け、必要物品の購入を始め、全ての教室でオンライン授業が実施できるように、また、建物の構造によりWi-Fi環境が不安定な部屋についても工事によって解消してきた。また、視聴覚教材を充実させるため、プロジェクター等の台数を増やした。既存の物品の中には時代にそぐわない物もあるため、規則に則って整備する必要があり、カリキュラム改正に合わせていく。さらには、密を避けるため、広い教室(大会議室・演習室)などの使用回数も増やしてはきたが、3学年で8クラスあるため、広い会場での授業をいかに効率的に確保し授業を運用していくか課題も多い。防災については、学校危機管理基本マニュアルの作成を行い、緊急時の連絡等にオクレンジャーを活用している。地震・火災等の個別マニュアルやBCPを作成していく。教員や学生間の真に打ち解けあった交流ができない状況のため、さらには学習能力向上のためにもCOVID-19の1日も早い終息が待たれるところである。なお、COVID-19の貴重な体験をもとに、平時に戻った時の授業や実習などのあり方について検討する必要がある。

7 . 学生の受入れ募集 3.3

オープンスクールはCOVID-19の影響により開催できなかったが、学生募集活動については、業者企画の進学説明会および学校説明会を継続して行った。また今年度は学校ホームページをリニューアルしたことで受験生にアピールできたと考える。次年度は委員会を立ち上げ、学校行事や学校生活の様子をタイムリーに更新していく。学生募集活動としては、子育て中の社会人や准看護師免許有資格者を対象に、これまでより広く募集活動を進めていく。

8 . 財務 3.0

単年度の予算執行は適正に行われている。令和元年度に四年制看護系大学が開校し、入学生の選考が難しくなってきたことや人件費増による設置主体の学校運営に関わる負担は年々増えている。中長期的な学校の財務状況を俯瞰し、令和3年度入学生より授業料・施設設備費の増額を図った。財務基盤の安定化に向けて、更なる健全な経営管理を行っていく。 ここ数年では、コロナ感染対策関連の物資や補助金等の支援を受けている。使途情報を学校内で共有・公開し、効果的で透明性のある運用を図っていく。

9 . 法令等の遵守 3.3

関係法令および専修学校の設置基準等遵守している。今年度は、新型コロナウィルス感染症に伴い、情報の取扱いには一層の配慮を行った。個人情報保護に関しては、実習を含めSNSによる問題等、学生のみならず教職員への周知徹底と意識の向上を図っていく。学校の自己評価においては、毎年実施し、学校関係者評価とともにホームページにも公開している。

10 . 社会貢献・地域貢献 2.7

今年度は、昨年に引き続きCOVID-19 の影響が大きく学校を介してのボランティアの依頼が少なかったが、依頼のあったものについて学生は参加している。昨今は地域との関わりも少なく学生が自らボランティアに参加する姿は減少している現状である。まずは身近なところからボランティアを募り(ごみ拾いや草取り等)、学生の意識を高めていきたいと考えている。学校の教育教材を地域の研修に貸し出したり、外部機関からの要請に応えて講師派遣に努めており、今後も継続していく。

2021年度 保護者(保証人)による学校評価アンケート結果

評価内容 全体
学校は理念・教育目的・教育目標を分かりやすく、表現している 3.13
教育理念・教育目的・教育目標は、学生の学習の指針になっている 3.14
理念等の達成に向け、特色ある教育活動に取り組んでいる 3.03
授業科目の単位履修の方法は、学生便覧に分かりやすく明示されている 3.06
実習施設との連携等、医療施設との協力体制が整備されている 3.00
単位認定のための評価は、学校全体として一貫性がある 2.96
学習への指導は、学校全体として一貫性がある 2.79
学習への指導は、学生の学習の動機づけと支援になっている 2.94
学生の進路・就職に関する支援体制は整備されている 2.84
学生は学校生活を円滑に送れるように、施設設備を整備改善している 2.87
教育・学習活動に関する情報提供は適切に行われている 2.93
学校ホームページは、分かりやすく整備されている 3.14
学校は、看護教育活動を通して地域社会への貢献を組織的に行っている 2.91

※4段階評価(4:とてもそう思う 3:そう思う 2:あまり思わない 1:全く思わない)

学校関係者評価報告書は以下よりご覧いただけます。